• 演技力が伸び悩んでいる俳優
• 本質的な成長がしたい俳優
• スタニスラフスキーシステムを完全に納得したい俳優

• 10年以上の経験がある俳優
• 演技を教えたい俳優
• 俳優を演出する立場にある人

• 俳優訓練に疑問がある俳優
• 世界基準の演技術が知りたい方
• 一流を目指したい俳優

この本を読んで得られること

• 演技の悩みを自分で解決できるようになる
• 本質的な成長の軸が確立する
• スタニスラフスキーシステムを完全に納得できる

• 今までの経験が財産になる
• 演技を教えられるようになる
• 俳優を上手に誘導する秘訣が分かる

• 俳優訓練の本当の目的が分かる
• 演技への自信、誇り、喜びが増大する
• 即興性と再現性を両立できる

序章　ゴールを明確にする技術　

あなたのゴールはどこですか？

●ゴールの明確化＝未来の経験を先取りする

●ゴールを身体で経験しよう

●俳優は本来、創造者

迷宮から私を救い出してくれたスタニスラフスキーシステム

●迷宮を彷徨っていた私

●迷宮からの生還と急成長を可能にさせた地図とコンパス

１章　「虚構を信じる」を体験しよう！

【質問】お芝居を現実のように信じて演じたいのですが…

【答え】才能のせいではありません。この原理原則に従えば大丈夫です

虚構を信じる仕組みと秘訣

●自分の意志で鳥肌をたてられるか？ ネズミの死骸のレッスン

●実際にやってみましょう

行動が最も説得力がある

●その行動は誰の行動

●行動は身体に暗示をかける

２章　無意識をコントロールする原則

【質問】感受性が鈍いのか感情がコントロールできません。笑おうとすると顔が引きつりますし、泣こうとしても泣けません…

【答え】無意識の操作方法を学びましょう

無意識をコントロールする秘訣

●驚くべき身体の仕組み

●本能発動のきっかけは想像

●無意識をコントロールする秘訣①言葉の使い方

３章　演技に使える想像力とは？

【質問】想像力が乏しいです…

【答え】俳優に必要な想像力は限定する力です

なんのための想像力なのか？

●無意識をコントロールする想像力の使い方

●無意識をコントロールする秘訣②想像力を使う

４章　今、ココにいる真実感の正体　

【質問】演技が不自然です。自意識をなくしたいです…

【答え】自意識を消すのではなく別の対象を与えてあげましょう

自意識に別の対象を与える秘訣

●無意識をコントロールする秘訣③行動する

●真実感＝障害を乗り超える葛藤が正体

５章　演出に有機的に応える秘訣

【質問】監督の指示に従おうとすると自然さを失います…

【答え】欲しい結果が生まれてくる水面下の仕組みをつかんで逆算しましょう

想像力は無限

●俳優が働かすべきは筋力ではなく想像力

●辛い経験の間違った思い出し方・使い方

６章　天才俳優たちの智恵を借りる

【質問】演技を勉強すると型にはまった不自由な俳優にならないでしょうか？

【答え】型の習得こそが自由な俳優への近道です

型があるから自由で自在な一流になれる

●フォームは先人たちの叡智の結晶

７章　演技テクニックを学ぶ落とし穴

【質問】色々な演技テクニックを学んだのに実践に活かせません…

【答え】先ず「演技とは何か？」をつかみましょう。どのテクニックも活かせるようになります

８章　演技とは何か？

【質問】自然に演じたのにダメ出しされました…

【答え】良い演技とは「役を生きる」ことができたかどうかです

理想の演技とは？

●理想の演技の正体とは？

●演技の良し悪しを分けている基準はたった一つ

●嘘がない、本物、自然、リアルの正体とは？

●自然とは？

●生きているとは？

●その感情・感覚・思考は、今、ココで、つい生まれたのか？

●自然な存在とはお互いに生かしてあっている

９章　有機的に役に生まれ変わる原理原則とは？

【質問】演技プランはない方が良いのでしょうか？

【答え】計画はします。しかし、何を計画するかが重要なのです

スタニスラフスキーシステムの全体像

●「役を生きる」ために自然の摂理に従おう ●スタニスラフスキーシステムをリンゴの樹で表現する

●人工的なリンゴの弊害…

●有機的方法とは？

●誰の仕事なのか？

●理性ではなく本能にアプローチする

●役を生きる根幹とは何か？

10章　リラックスできない本当の理由とは？

【質問】演技力を向上させたいのに私はリラックスできません

【答え】リラックスできても演技力は向上しません。演技が上達すればリラックスできるようになります

感情開放は一点に集中した結果

●感情を爆発させるアスリートたちの秘密

●リラックスも覚悟も一点に集中した結果に生まれるもの

11章　俳優が集中するべき一点とは？

【質問】集中力がないと言われます

【答え】集中するべき焦点を知り、その一点に集中すれば全ての要素は芋ずる式についてきます！

あわせるべき焦点はどこ？

●役を生きる根幹の条件とは？

●お客さんはなぜ劇場に足を運ぶ？

●役になるとは？

12章　人生を形作る中心とは何か？

【質問】役を理解するには何をどこまで調べれば良いのでしょう？

【答え】先ず根幹をつかんでから枝葉を伸ばしましょう

役を生きるために絶対に欠かせない唯一の根幹とは？

●実験！　自分を演じることなら簡単なのか？

●今のあなたを再び生きられるか？

●今、あなたがそこでしていることとは？

●あなたは今、目的を達成するために行動している

●役に生まれ変わる３ステップ

●目的達成のために行動するから感情が生まれる

●そこにいない！　と言われる俳優の特徴

●目的達成の行動こそが生きている実感の原因

13章　私が役に生まれ変わる秘訣

【質問】役と私は性格が真逆です。本当に役のように感じたりできますか？

【答え】目的を変えれば、世界の見え方が変わり、見え方が変われば自然と感じ方も変わります

感じ方は世界の見え方次第、見え方は目的次第

●脳は目的達成に都合の良いモノだけを見る

●あの時の自分を生きるには？

●その目的は誰の目的？

14章　ドラマとは何か？

【質問】せっかく泣けたのに不評です

【答え】観客が感動するのは、役の人物の意志です。喜怒哀楽はその背景に過ぎません

感動の的は行動

●観客の心に一番響くのは目には見えないモノ

●人格とは目的

●どれほど賢くても犬には行動できない

●数千年、繰り返されるドラマの主題

15章　実践！　役を生きる原理原則を総復習

【質問】行動しても何も生まれません

【答え】行動したつもりと本当に行動できたのかを見極めましょう

行動の真贋を見極める

●基礎を学ぶベテラン女優物語

●行動したつもりと、本当に行動する違いとは？

●本当に見るためには訓練が必要

16章　常に相手のセリフを新鮮に聞く秘訣（実践編への手引き）　

【質問】セリフを良く聞いても感情が起きません

【答え】相手の意図を探りましょう！

セリフに耳をすましていると大切な９割を失う

●言葉に惑わされない

●あなたはなぜ、言葉を発するのか？

●セリフに耳をすましてはいけない理由を再び

17章　魔術的な「もし、～」で毎日を俳優訓練の連続にしよう！（基礎訓練編への手引き） 本格的な俳優訓練を日常生活に取り入れよう

●魔術的な「もし、～」

●バラエティー豊かに訓練しましょう

【付録】無意識の操作方法を身体に刻むチェックテスト 最終章　可能性は無限

【最初の質問を再び】私はもうこれ以上の演技力向上は望めないのでしょうか？

【答え】原理原則に則って、身体に誘われて行動すれば演技力向上はいつからでも可能です 終わりに